ポールズヒマラヤンムスク・ランブラー
うちのシンボルツリーは、「みんなの木」と呼んでいるカツラですが、
つるバラたちをシンボルツリーに、という考え方もいいかもしれません。
中でも「ポールズヒマラヤンムスクランブラー」は古木の桜のような趣でどこまでもどこまでもしなやかに枝を伸ばして、細い若枝の先にさえ、ぎっしり美しい花を咲かせる優秀品種。
「微香」だなんて表記は間違い、そう思います。
ここまで育つと、ノイバラのような飾らない甘い匂いで、ここがどこなのか一瞬わからなくなるほど香ります。
一年でわずか数日間、別の世界へ誘われながらひととき陶酔するのです。
今夜雨の予報になりました。
この姿は、また来年に、ポールズがそう言っている気がします。