ハンドルの日 

ハンドルの日 

By 亀井勇樹

一体型の作品を除いて、本体とハンドルは別々に仕上げて組み上げる作業をします。ハンドルの形に合わせて一周ぐるりと印をつけ、それに合わせて彫った後ハンドルをそこにはめ込み本体に取り付けます。もし、コンマ数ミリのズレが生じれば、、作品にはなりません。彫り後が見えず取り付けた感を見せない、ごく自然な美しいフォルム。当たり前ですが、これが基本なのです。

よく研いだ鉛筆を滑らせる角度、手の位置。。。

何千回、まるでコピーしたかのようにピタッと変わらぬ作業が今日も始まりました。

 

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