光を秘めて 

光を秘めて 

By 亀井勇樹

およそ10年の時間を費やして鞄に適した材になった板の表面を削り出して、そこに光を見つけた時の喜びは、何年、何回目でも心が躍ります。美しい杢目は順調に成長した木にはあまり見られません。その年、その時代にあった出来事が、「杢」として刻まれるのです。頑張って踏ん張って生き抜いた証、愛おしいです。

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