つくり手の庭の1年間

おはよう係
おはよう係

By 亀井勇樹

クロッカスのことを、おはよう係って呼んだりしています。 フクジュソウが姿を消してから、春の1番さんはクロッカスってことになっていました。 よく寝たよ、おはよう! 明るい春を運んでくれるクロッカスが大好きです。
けなげなフクジュソウ
けなげなフクジュソウ

By 亀井勇樹

堆肥作りの場所で、花ひらいたフクジュソウを見つけて驚きました。毎年楽しみにしていたのにある年からぱたっと姿が見えなくなっていたのです。きっと、庭いじりの時に間違って堆肥コーナーに土ごと行ってしまったのでしょう。けなげに静かに誰にも気付かれず、毎年ここで咲いていたのかと思って愛おしくなりました。
回想 2020の庭づくり 2 
回想 2020の庭づくり 2 

By 亀井勇樹

〜新しいアプローチへ ①〜いよいよ傷んできた出入りのための造作物を、撤去して作り替えることから始まった、2020の庭づくり。バール、石頭ハンマー(せっとう、と呼びます。私、つい最近まで「窃盗」ハンマーと変換していて、物騒な名前だなと思っていました。笑)と言った、力づく道具を使って取り壊していきました。ビス固定が必要以上に多く泣かされました。すっかり更地になると、新しいすっきりしたアプローチの姿が浮かんできて、楽しみになってきました。②へ続く。。。
樹のベッドルームを作ろう!
樹のベッドルームを作ろう!

By 亀井勇樹

ある日、アトリエ内に保管していた原木の材が痛んでいるのに気がつきました。2019年のこの年は長雨が続きました。大切な材を守らねば!冬を目前に「樹のベッドルーム」作りが始まりました。寒冷地なので地面が凍ってしまうと基礎ができなくなります。敷地内のあちこちを見渡して、作るならここに。日の良く当たる風通しの良いところで眠ってもらおうと南側に図面をひきました。 でも、この場所は傾斜地。石積みしながらの整地から。気の遠くなるような人力のみの作業の始まりです。本人は、とっても楽しそう!   積み上がってきました。 やっと、建物の作業入りです。 基礎ができ、 骨組みが。 建物らしくなってきましたね。 屋根がついて約1ヶ月半後、樹のベッドルームができあがりました。 ここからが、大変。雪が降るまえに、大急ぎでアトリエから材のお引っ越しです。年代別に分けながら、痛んだところを削りながら、と、狭い出口を重く長い材を取りまわしながら運び続ける作業は、重労働でした。 チェーンソーやらカンナやら日頃使わない機械もフル稼働。 途中で何度も壊れたり。そんな日々の約2ヶ月間が過ぎる頃、大仕事がやっと終わりました。 材たちは、お風呂に入って汚れを落として気持ちよく休むように、きれいになって新しいお部屋でこれからまたゆっくり眠り続けます。    
回想 2020の庭づくり 1
回想 2020の庭づくり 1

By 亀井勇樹

昨年の今頃は、明けても暮れても庭づくりの日々でした。傷んできた庭のアプローチなど大きく手を入れることになり、やればやるだけなんだか楽しくなってきてstay home?な数ヶ月でした。ちょっと回想してみます。 3/1 「半地下カフェスペースって素敵じゃない?ここ、階段にしよう!」 4/15 階段できました! メイン通路から半分降りて秘密基地みたいなスペースが出来上がりました。   1ヶ月後。モッコウバラに覆われた素敵な場所になりました。    
時計ストーヴ
時計ストーヴ

By 亀井勇樹

木端を燃やしながらお鍋を火に掛ける。外仕事のささやかな愉しみです。 今日はニンジンのスープの日。いつの間にかクッタクタに煮えています。 ほんの僅かな木端が作ってくれるご馳走。。。シナノキに感謝しながらいただきます。
鏡池
鏡池

By 亀井勇樹

庭から少し南に下ったところに池があります。水が湧きやすい地形の集水目的の溜池です。ここのところの暖かさで、氷も溶けて春の気配。風が吹かない冬の日だけ、枝だけになった木立の姿がくっきりと水面に映って絵のよう。こんな景色の時だけ「鏡池」とこっそり呼んでいます。
キラキラ光るもの、なあに?
キラキラ光るもの、なあに?

By 亀井勇樹

グッと冷えた朝、猫の「ぷう」が不思議そうに外を眺めていました。お日様が昇るにつれ小さくなっていくつららが面白かったんですね。いつまでも窓辺から離れずに見ています。
2020年の終わりに
2020年の終わりに

By 亀井勇樹

遅くなってしまいましたが、2020年の最後の作品をお納めする日、なんだか胸がいっぱいになって記念撮影しました。あらま、庭猫はのちゃん、すかさずやってきましたね。仲良く写真におさまりました。
クリスマスの朝
クリスマスの朝

By 亀井勇樹

昨日までの冷え込みが少し緩んで、ぼんやりとした朝。クリスマスイブを迎えました。緩んだといっても、氷点下6℃。種取りのために残していた草木は凍りついています。庭から湿度がなくなり、何もかもがカサカサ、パキパキと乾いた音。山のクリスマスのジングルベルです
カラマツの落葉
カラマツの落葉

By 亀井勇樹

黄金色に光り輝く時が終わりました。雪が降ってるのかと間違えるほど細かな葉を一気に落として、庭は今カラマツの葉でオレンジの絨毯。土になりにくい細かな葉は小さな隙間に入り込んでしまうので、それを取り除くのは大変で、なかなか手強い冬の作業です。
夕暮れ。
夕暮れ。

By 亀井勇樹

森の中の日の暮れは早く、スーッと暗闇が降りてきます。時折、木々の向こう側に鮮やかな色彩があることに気がつきます。透きとおった秋の夕暮れの色。

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